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母乳育児

産後のケア

入院中の授乳

母児同室まで

  • 自分の乳房、乳首の特徴にあわせた授乳方法を見つけましょう。
  • マッサージ(乳頭乳輪部のマッサージ)をマスターしましょう。
  • □ 乳首と乳輪部のマッサージの方法はわかりましたか?
  • □ 授乳の時、どのように乳房を支えると含ませやすいかわかりましたか?
  • □ 授乳の時、どのように赤ちゃんを支えると含ませやすいかわかりましたか?
  • □ 乳首の先が痛くない含ませ方ができましたか?
  • □ 乳首の先が痛くないはずし方ができましたか?

母児同室から退院まで

  • 一通りの授乳は1時間以内に終了しましょう。
  • うつ乳を予防するために、いろいろな抱き方の授乳に挑戦しましょう。
  • トラブル予防や、トラブル部位を保護する授乳方法を確認しておきましょう。
  • 大まかな哺乳量(直接授乳量)の目安を立ててみましょう。
  • □ オムツ交換はできましたか?
  • □ ゲップのさせ方はわかりましたか?
  • □ 授乳の順序はわかりましたか? 授乳に1時間以上かかっていませんか?
  • □ 授乳時の抱き方を2通り以上練習してみましたか?
  • □ トラブルをおこしていませんか?
    トラブルがある方は、トラブルを保護するための授乳方法を確認しましたか?
  • □ 搾乳の練習をしてみましたか?
    どんな時に搾乳が必要かわかりましたか? 退院してからもできそうですか?
  • □ 大まかな哺乳量の目安が立てられますか?
    (全く飲めていないか・少し飲めたか・じゅうぶん飲めたか)

退院

  • 退院後1ヵ月健診までの授乳について、わからないこと、困っていることをスタッフと相談し、方針を立てましょう。
  • もし困った時、どこに連絡すればよいか確認しておきましょう。
  • □ 退院後の授乳でわからないことはありませんか?
    母乳だけで足りない場合、何をどれくらい補充すればよいか相談できましたか?
  • □ 退院後、困った時に、どこに連絡すればよいのか確認しましたか?

1ヵ月健診までの授乳

出産直後

生まれて来たばかりの赤ちゃんは昼も夜も関係なく、24時間体制です。オッパイの方も母乳を出すためのプロラクチンというホルモンはいつも多量に分泌され、常に母乳を作っています。そのために、赤ちゃんは時間がくれば規則的にお腹がすきオッパイを欲しがります。と同時にオッパイも3時間毎位にたまり、飲ませることが出来るのです。この頃は、お母さんは大変でも、夜も昼も関係なく、規則的に頑張ってオッパイをあげてください。


3〜4ヵ月後

その内(3〜4ヶ月すると)、赤ちゃんも昼と夜の区別がつくようになり、昼はオッパイを飲み、夜は眠るようになります。オッパイの方も、赤ちゃんが飲む時だけプロラクチンが出て母乳を作るようになり、赤ちゃんのペースに合わせてくれるようになります。そうしたら、赤ちゃんの欲しがる時にあげるという自律授乳に変えても良いでしょう。しかし、赤ちゃんは寝ているが、オッパイは張って来てお母さんを起こしてくれるというような場合には、赤ちゃんの発育状態が良ければ無理して赤ちゃんを起こしてオッパイをあげる必要はありませんから、搾って捨てて下さい。
最初から自律授乳をすることは考えものです。

母乳分泌の(哺乳量)不足の見分け方

  • 授乳が終わっても毎回1〜2時間たたないうちに泣く。
  • 尿、便(特に尿)の回数が少ない。
    このような場合は、大まかな目安として、授乳の間隔が3時間くらいになるように、搾乳またはミルクを補充してみましょう。

 

乳房が張った感じ(痛み)は、弱くなってくるのが普通です。
「張りがない」「柔らかくなった」場合、必ずしも分泌不足ではありません。

母乳の分泌を促す方法

  • お母さんの身体は、3時間くらいすると新しい母乳を作ろうとします。
    (貯めてから飲ませようとして長時間授乳をしないと、新しく作る量を減らしてしまいます。)
    母乳の分泌が少ないからといって、2回分貯めてから飲ませようとせず、授乳のたびに少しずつでも母乳を出してあげましょう。
  • 赤ちゃんがお母さんの乳首に慣れるまでの間は、授乳のたびに練習しながら、飲めなかった分は搾乳しておきましょう。
    (搾乳した母乳は、冷蔵庫で1日保存できます。)

哺乳量(1回の授乳で哺乳する量)の目安

  • 一般的には(ミルクだけを哺乳する場合)
    生後2週間目:70〜80mlくらい
    生後3週間目:80〜90mlくらい
    生後4週間目:90〜100mlくらい
  • 赤ちゃんの体重や、母乳の栄養分によってかなり個人差があります。
  • 1〜2週間くらいで、赤ちゃんの体重が1日あたり20〜30g増えていれば哺乳量は適切だと判断できます。

3ヵ月頃までの授乳

乳房の変化

  • 1ヵ月を過ぎると2〜3時間おきの乳房が張った感じは無くなる方がいます。
    これは母乳の分泌が少なくなったためではなく、分泌のしかたが変化したからです。この頃になると、赤ちゃんが乳首を吸った刺激で母乳が分泌するようになります。

遊び飲み

  • 2ヵ月を過ぎた頃から、遊び飲みといって、赤ちゃんが授乳に集中しなくなることがあります。これは赤ちゃんが成長して、自分の周囲にも関心がでてくるためですから心配ありません。20〜30分も誘ってみて飲まなかったら無理をせず、次の授乳を少し早めにしてあげるのも良いでしょう。

哺乳量の減少

  • 2〜3ヵ月頃になると、赤ちゃんは母乳やミルクをあまり飲まなくなることがありますが、元気で機嫌がよければまず心配ありません。
    あまり無理強いせず、飲んでも飲まなくても授乳は20分〜30分くらいにしましょう。
  • こんな時は、離乳食の準備として果汁を与えてみると、喜んで飲む場合もあります。果汁は、はじめ湯ざましで倍に薄めスプーンで与えます。(1さじから開始)様子をみながら1さじずつ増やし、10さじくらいにします。

授乳間隔

  • 3ヵ月頃になると授乳の間隔が少しずつ延びてきて、夜間の授乳が無くなる場合がありますが、心配ありません。(赤ちゃんによって個人差がありますから、授乳間隔が延びないこともあります。)

4ヵ月以降

授乳と離乳食

  • 母乳やミルクが栄養の中心だった赤ちゃんも、早い子では1歳を過ぎたあたりから、大人とほぼ同じものを食べるようになります。その移行期に口にするのが離乳食です。
  • 離乳食に関しては良い指導書がたくさんありますが、マニュアル通りではなく赤ちゃんの様子を見て、その子にあった時期、方法で進めましょう。
  • 離乳食が始まると、母乳を飲む量が少しずつ変化し、お母さんの乳房はトラブルをおこす場合があります。しこりや発赤、発熱などが起きたら早めに相談しましょう。

離乳食を開始する時期(6ケ月頃)

  • 「首がしっかりすわり、支えれば座れるようになる。 」「食べ物を見ると口を動かしたり開いたりして、食べたそうにする。」このようなサインがでたら離乳食の開始を考えましょう。
  • 最初1日1回、日中の授乳時間に離乳食を与えます。
    はじめのうちは離乳食を食べても母乳やミルクをじゅうぶんに飲ませます。

卒乳

卒乳の時期

  • 卒乳を決めるのは赤ちゃんとお母さんで、いつ頃卒乳しなければいけないという、決められた時期はありません。一般的には、離乳食が完了する1歳〜1歳半くらいを、大人へのステップアップの時期として進めている場合が多いようです。中には意識しなくても、赤ちゃんが自然におっぱいを卒業し、母乳の分泌が止まる方もいます。
  • 赤ちゃんや、お母さんの都合で、母乳の分泌が多い時期に卒乳をする場合は意識的にスケジュールを立てて進める必要があります。
  • 次に紹介する卒乳のスケジュールは、一般的なものですが、母乳の分泌が多くスケジュール通りに進まない方、途中で乳腺炎などのトラブルが起こった方は、早めに相談してください。

卒乳スケジュール

ステップ 1
卒乳開始日
   月   日【例 4月1日】
  • 「もうサヨウナラよ」と言い聞かせ、最後のおっぱいを飲ませたら、丁寧に残乳搾りを行い、その後はもう一滴も飲ませないと決意します。
  • おっぱいをじゅうぶんに張らせることが大切なので、1回目のスッキリ搾り(※1)まで基本的にはおっぱいを搾りません。
  • 張って苦しいようなら圧抜き(※2)程度の搾乳をしながら乗り切りましょう。
  • 同時に乳房を冷やしたり(※3)、圧迫したり(※4)すると分泌を抑えやすくなり楽に過ごせます。
ステップ 2    月   日【例 4月2日〜5日】
  • この4日間は、ほぼ24時間の間隔で1日1回のスッキリ搾りを行います。
  • 張って苦しい場合は圧抜きをしましょう。また必要に応じて乳房を冷やしたり、圧迫してください。
  • この間をうまく乗り切ることができたら、次のステップへ進みます。(次のステップまで中1日あけます。)
ステップ3    月   日【例 4月7日】
  • スッキリ搾りを行います。(搾れる量はかなり減ってきます。)
  • 張って苦しい場合は圧抜きをします。
  • 順調なら次のステップへ進みます。(1週間あけます。)
ステップ 4    月   日【例 4月14日】
  • スッキリ搾りをします。(搾れる量はごくわずかになります。)
    乳房にしこりが無いか確認しながら搾ってください。
  • 順調なら次のステップへ進みます。(2週間あけます。)
ステップ 5    月   日【例 4月28日】
  • スッキリ搾りをします。(ほとんど搾れなくなっています。)乳房にしこりが無いか確認しながら搾ってください。
  • ここまで進めて心配なことがあれば、連絡してください。
  • ※1 スッキリ搾り
    両手搾りの要領で、硬いところを痛くない程度に押さえながら搾ります。万遍なく搾れ、硬いところがなく、だいたい楽になったところで搾り終えたら、搾乳量を見てください
    搾乳する量は日を追って少しずつ減らします。
  • ※2 圧抜き
    少しだけ搾乳します。搾乳する量の目安は1回に両方で50ml程度、1日に4回までとします。
  • ※3 冷やす
    小さいアイスノンか氷をガーゼでくるみ乳房を冷やします。(不快になったら中止しましょう。)
  • ※4 圧迫する
    きつめのブラジャーか圧迫帯(市販されています。)で乳房を圧迫します。(不快になったら中止しましょう。)