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母乳育児

産後のケア

産後のQ&A

乳首がしこっています。

  • 母乳の分泌がじゅうぶんでない頃にしこってきた場合は、次のように対処します。
    乳房うっ積
    赤ちゃんにしっかり吸ってもらう。
    授乳後にも母乳が分泌していれば、しこった部分に圧を加えながら搾乳します。
    乳房をアイスノンや氷で冷やします。
    少しずつ分泌するようになると症状は緩和します。
  • ある程度分泌するようになって、しこってきた場合は、残乳が原因かもしれませんから、次のように対処してください。
    うつ乳
    今までと違う抱き方で授乳してみます。
    しこった部分に圧を加えながら搾乳します。(両手搾りなど)乳房をアイスノンや氷で冷やします。
    残乳が出ると、しこりはだんだん取れてきます。
  • 授乳や搾乳をしても、しこりが取れない場合は、乳管がどこかで詰まっている可能性があります
    乳栓、水疱など
    乳首の先をよく観察し、水疱ができたりしていないか確認しましょう。
    乳首の先に痛みがなければ授乳を続けてもかまいません。
    乳房を冷やした上で連絡してください。
  • しこっている部位が赤く腫れていたり、熱がある場合。
    乳腺炎
    乳腺炎とは、乳頭から細菌が侵入し炎症を起こす状態です。乳房の片方のみが炎症を起こすことがほとんどです。乳房が赤くなり、痛みがあり、発熱(38℃)を伴います。産後1ヶ月など退院後しばらくしてから授乳のリズムが変わった時に起こりやすいです。

    <要注意な症状>
    • 乳房の一部が硬くなって授乳後もしこりが残る。
    • 赤く腫れる。痛みを伴う。
    • 38℃以上の発熱を伴う。
    • 全身的に風邪によく似た症状がある。

    母乳の質をよくする食べ物
    • 白米
    • うどん・そうめん
    • 食パン(天然酵母・保存料無添加・国産小麦粉 使用)
    • 豆腐・味噌(酒精の使用していないもの)
    • 豆乳(大豆アレルギーの疑いがある場合は注意)
    • 鶏肉・卵(生卵ではなく、火をよく通したもの) (鶏アレルギーの場合は注意)
    • 白身魚・イワシ
    • 海草 わかめ・昆布・ひじき・もずく
    • 根菜類(大根・人参など)
    • 植物油(ごま油・菜種油など)
    • 番茶・麦茶・ほうじ茶・ハーブティー・ルイ ボスティー・果汁100%ジュース

    母乳の質を悪くする食べ物
    • お餅・赤飯
    • 菓子パン類
    • ラーメン・スパゲティー・カレーライス・ハンバーガー
    • 牛乳・生クリーム・バター・アイスクリーム
    • 牛肉・豚肉
    • 青魚・赤身魚・ウナギ・刺し身
    • 筍・わらび・栗
    • 動物油(ラード等)・天ぷら・カツなどの揚げ物・マヨ ネーズ
    • ケーキ・ようかん等の和菓子・チョコレート・ピーナッツ類
    • コーラなどの炭酸飲料・スポーツ飲料類・アルコ ール類・緑茶、コーヒーなどのカフェインの入っ た飲み物

    <対応>
    • 抱き方を変えて飲ませる。(しこりを残さない)
    • 痛む所を気持ち良い程度に冷やす。
    • 病院に早めに連絡を。

乳首の先が痛くなりました。

  • まず乳首の先をよく観察しましょう。
    内出血したり、切れたりしている場合は軟膏を処方してもらいましょう。
  • 痛みが止まるまで、授乳の時には次のようなことに注意しましょう。
    痛みが強い場合は、直接吸わせることをお休みするか、吸わせる時間を短くします。
    吸わせる場合は、乳首をよく圧迫してから含ませましょう。また、痛い場所を保護する方向で飲ませると痛みが和らぎ楽になります。(痛い場所に赤ちゃんの口角があたるようにします)

脇の下にしこりができました。

  • 副乳といって、乳房以外の場所に乳腺組織がある場合、しこったり、痛んでくることがあります。
    しこっている部位を刺激しないようにしながら、冷やしましょう。

乳房を冷やすと母乳が止まると聞いたのですが…

  • 冷やしただけでは止まりません。
    たしかに乳房を冷やすと、新しく作られる母乳の量を減らします。しかし、乳房を冷やすのは、痛みがあって、熱をもっている場合ですから冷やすことによって気持ちが良いと感じるはずです。気持ちがよい間は冷やしても大丈夫ですから安心してください。

乳輪部がむくんできました。

  • 乳房が豊かな方や、乳房うっ積になった場合、乳輪部がむくんでくることがあります。
    むくみ取りをして乳輪部を柔らかくしてから授乳しましょう。
    皮膚がデリケートで、乳首や乳輪部に傷ができやすい状態になっています。吸わせていて痛みを感じたら無理をせず、むくみが落ち着くまで直接吸わせるのはお休みにするのも良いでしょう。
    乳房うっ積の方は、うっ積への対処をします。
    乳房が豊かな方は、乳房全体を持ち上げ気味にしておくと、むくみにくくなります。

むくみ取り
乳輪部の皮膚を親指、人指し指の指腹を使って少しずつつまみ、やわらかくします。


吸いにくい乳首はどうしたらいいでしょうか?

  • 乳頭が引っ込んでいたり、短いなどの理由で乳首が吸いにくい場合は、「赤ちゃんにとって吸いやすい乳首」になるまで、根気よく待ちます。1ヵ月〜2ヵ月くらいになって、やっと吸えるようになる場合もありますから、あせらずに練習のつもりで吸わせましょう。
  • 吸わせる前に搾乳をしたり、乳頭圧迫をしっかり行い柔らかくしておくと吸いやすくなる場合があります。
  • 乳頭吸引器を使う方法もありますが、産後は乳房が張ってきているため使用することによって傷ができてしまう場合もありますので、相談してから使いましょう。
  • 乳頭保護器を使うと吸える場合もあります。乳頭保護器の見本を準備していますので相談してください。

乳房を温めると母乳の分泌が良くなると聞いたのですが…

  • 分泌を促すためには温めるよりも、授乳ごとにマッサージをしっかり行い、赤ちゃんに吸わせたり、搾乳をしておくほうが効果的です。

母乳が出すぎて困っています。

  • 毎回の授乳で、捨てる母乳が50cc以上ある場合は、分泌を抑えると楽になります。搾乳する量を少しずつ減らしましょう。
    張りすぎて苦しい場合は、乳房を冷やします。乳房を圧迫するために、きつめのブラジャーか圧迫帯を使用します。

母乳の中に血液が混じっています。

  • 母乳に血が混じっている状態を血乳といいます。
  • 初乳の中には、血液の成分が少し混じっていますので、産後すぐに見られる血乳の多くは、しばらくすると出なくなります。
    傷などがないのに血液が出る場合は、連絡してください。
  • 特に、退院してから血乳が出る場合は注意しましょう。

乳首の先は退院してからも清浄綿で消毒したほうが良いですか?

  • きれいなおしぼりで拭く程度で良いでしょう。

哺乳瓶や搾乳に使った容器の消毒はどうすれば良いですか?

  • 赤ちゃんは雑菌に対する抵抗力が弱いので消毒が必要です。離乳食を開始するまでは消毒をしてあげましょう。
  • いろいろな消毒方法がありますので、ご自分にあった方法を選びましょう。
    • 煮沸消毒
      鍋に水を入れ、哺乳瓶などを浸して火にかけます。
      沸騰してから、乳首は1分、哺乳瓶は10分煮沸して取り出します。
      しっかりと水分を切って保管します。
      (ゴム製や、シリコン製の乳首は老化が早いと言われています。)
    • 薬液による消毒
      使用説明書をよく読んで希釈液を作り、器具を浸します。
      (正しい濃度や方法で使用してください。)
      カルキ臭さが気になる場合は、お湯ですすいでから使用しても良いでしょう。薬液は1日1回交換します。
    • 電子レンジによる消毒
      専用の消毒ケースやバッグを使います。
      取り扱い説明書をよく読んで使用します。
      (器具の変形を防ぐため、消毒時に入れる水の量や加熱時間を守りましょう。)