循環器内科

外来担当表
循環器内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 池田 | 宮地 | 寒川 (第1・3) |
寒川 | 寒川 | 寒川 (第1・3) |
午後 | 宮地 | 宮地 | 宮地 (第2・4) |
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不整脈外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 池田 | - | 宮地 (第2・4) |
- | - | 宮地 (第2・4) |
午後 | 池田 | - | 宮地 (第2・4) |
- | - | - |
※ ペースメーカー外来は第2水曜日のみとなっております。
循環器内科 女性外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 池田 | - | 池田 (第4) |
- | 池田 | - |
午後 | 池田 | 池田 | 池田 (第1・2・3) |
池田 | 池田 | - |
禁煙外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | - | - | - | - | - | - |
午後 | 寒川 | - | - | - | - | - |
特徴
狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全といった専門的な領域から、高血圧、睡眠時無呼吸症候群、ニコチン依存症といった生活習慣病まで幅広く診療を行っています。
循環器内科ドクターの紹介
主な病名
狭心症/心筋梗塞
(きょうしんしょう/しんきんこうそく)
心臓へ栄養を送る「冠動脈」という血管が狭くなって起こるものです。動脈硬化が徐々に進んでくると「プラーク(コレステロールの塊のようなもの)」ができて血管が狭くなる、これが狭心症です。そして、狭心症を引き起こしているプラークが弾けて、血管の中で血流が滞り、血小板などが集まって血栓(血の塊)ができ、血管が詰まってしまう、これが心筋梗塞です。
よくある初期症状
①胸が締め付けられるような/抑えつけられるような痛み
②左の肩凝りや、のどの締め付け
③歯の痛み
④冷汗や吐き気
検査について
運動負荷心電図、冠動脈CT、心筋シンチグラフィー、カテーテル検査といった各種検査を使い分けて、診断を行います。また、冠動脈CT、心筋シンチグラフィーについては、検査終了後1~2時間で結果を解析し、検査当日中に結果をお伝えすることが可能です。
治療方法
冠動脈に狭窄/閉塞病変がみつかれば、カテーテルによる風船治療(PCI)/ステントの留置を行います。端にバルーンが付いたカテーテルという医療用の細いチューブを脚の付け根や腕、手首などの血管から差し込み、冠動脈の狭くなった部分でバルーンを膨らませます。血管がほぼ正常な太さにまで広がったら、バルーンをしぼませて体外に取り出します。
治療後には、再び血液の流れがスムーズになります。ただし、治療から数カ月経つと再び血管が狭くなったり、詰まったりしてしまう(再狭窄)可能性があるため、最近ではバルーンで血管を広げると同時に、ステントと呼ばれる器具で血管を補強する方法がとられることが増えています。

症例1.正常冠動脈例

症例2.冠動脈狭窄例

症例3.ステント植込み例
細いカテーテルを使用して負担、合併症などのリスクを少なくした医療を行なっています
細いカテーテルのメリット
当院では患者様のご負担が少しでも少ないようできるだけ細いカテーテルを使用しています。
(通常使用するカテーテルは 7~8Fr(2.3~2.7ミリ)、当院で使用するカテーテルは 5.5~6Fr(約2ミリ))
カテーテルは硬さや太さに違いがあります。硬いカテーテルだと、場合にも寄りますが血管を傷つけるリスクもありますし、太いカテーテルだと動脈硬化の強い方では、その血管内を通す際に血栓が飛び、コレステロール塞栓症になるリスクも高まります。このことから、当院では男・女共に細いカテーテルを使用し、右手首からのカテーテル治療を行い、リスクを極限まで下げて治療を行なうようにしています。
不整脈
(ふせいみゃく)
不整脈とは、通常よりも脈が速くなる「頻脈」や、反対に脈が遅くなる「徐脈」、または不規則に打つ状態をいいます。心臓は微弱な電気信号により一定の規則正しい動きを保っているが、この電気信号の流れに異常が起こることで不整脈が起こります。
よくある初期症状
①徐脈の場合は息切れやめまい、立ちくらみなど動悸や息切れ
②頻脈の場合は胸痛やめまい、失神
③脈が規則的でなくバラバラ
検査について
心電図検査を中心に、胸部X線、血液検査、さらにホルター心電図、、植え込み型ループ式心電図、チルト台などによって行います。 ホルター心電図検査は、携帯式の小型の心電計をつけたまま帰宅してもらい、体を動かしている時や、寝ている時に心電図がどう変化するかをみる検査です。
治療方法


脈が多い不整脈「頻脈」に対しては、カテーテルによるアブレーション治療を、脈が少ない不整脈「徐脈」に対しては、ペースメーカーの植え込みを行います。
カテーテルアブレーションとは、カテーテルという細い電線を静脈経由で心臓内まで進め、カテーテル先端からの電流により心臓の一部を焼灼することで筋肉の興奮を抑え不整脈を治す治療の事です。またアブレーション治療は岡山市北西部では唯一、当科で行っています。
ペースメーカー
脈が遅くなる不整脈では、一時的に脳への血液が不足し、めまい、生あくび、ふらつき、失神などの症状が出現します。このよう心臓のリズム(心拍数、脈拍数)がゆっくりになってしまう不整脈に対して、ペースメーカが用いられます。心臓ペースメーカーは脈が少なくなった時に、電気的刺激を心臓に与え、心臓の鼓動を維持する機械です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、いびきをかいたり、日中の強い眠気を自覚します。
睡眠時無呼吸症候群は、成人の約5%に認められ、潜在患者数は300万人以上いると言われています。
当院では、外来で行える簡易検査/精密検査を導入しています。
当機器は入院する必要がなく、ご自宅にいながら詳しい検査が受けられますので、患者様の負担は相当に軽減されることが期待されます。
よくある初期症状
①睡眠中に、10秒以上の無呼吸といびきを繰り返す
②日中に強い眠気
③気分が落ち込み、うつ状態が現れるケースもある
検査について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には、専用の検査装置を用いて診断します。
スクリーニング目的で行う簡易検査は自宅でも可能です。
治療方法
喉の周辺に脂肪が蓄積されていると呼吸がしづらくなるため、体重管理を行い、減量をめざしていきます。さらに、寝ている間の対処療法として、「CPAP療法」と呼ばれる鼻マスクを装着し、マスクにつながった機械から空気を送り込むことで呼吸を改善させるものや、軽症の場合「短期的使用鼻咽頭エアウェイ(鼻腔挿入デバイス)」という気道を確保し、上気道が狭くなる、または閉塞することを防ぐものもあります。
アクセス
所在地岡山県岡山市北区伊島北町6−3
