岡山中央病院 セントラル・クリニック伊島 ウィミンズメディカルセンター

子宮頚がんとHPV

子宮頚がんとは子宮頚部にできるがんのことです。そのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因であるとされます。HPVは性感染症ですが、感染しても大半の人は免疫の力でウイルスが自然に排除されます。自然治癒しない一部の人は異形成といわれる前がん病変を経て数年以上かけて子宮頚がんに進展します。

症状

進行がんでは不正出血 異形成や初期の段階では自覚症状はない

診断

子宮頚部細胞診、コルポスコピー(拡大鏡検査)、子宮頚部組織診 など

治療

異形成の段階では経過観察 または 手術療法
進行がんでは手術療法、化学療法(抗がん剤)や放射線治療

進行がんの場合は、高次医療機関にご紹介させていただいております。

子宮頸がんワクチンについて

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症します。
そこで、がん予防のためにHPV感染を防ぐワクチンが開発されました。
子宮頸がんワクチンについての詳しいご案内は下記の外部サイトをご参照ください。

 ・厚生労働省「子宮頸がん予防ワクチンQ&A」

詳しく見る

 ・子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」

詳しく見る

子宮頸がんの予防ワクチンは「サーバリックス」と「ガーダシル」、2021年2月24日発売の9価ワクチン「シルガード9」という3種類があります。
小学6年生(年度初めの4月1日)~高校1年生(年度末の3月31日)までの女性は無料(定期接種)で接種できます(3回接種)。現時点では、「サーバリックス」と「ガーダシル」が定期接種に用いられており、定期接種はこの2つのワクチンからご希望のワクチンを選択できます。
セントラル・クリニック伊島では「ガーダシル」、「シルガード9」を取り扱っています。
ワクチン接種をご希望の場合は、必ず事前に電話で予約をお取りください。

セントラル・クリニック伊島   ℡ 086-214-3100

※9価ワクチン「シルガード9」の接種をご希望の方へ

「サーバリックス」、「ガーダシル」に続く3種類目の9価ワクチンが、日本でも使用できるようになりました。9価ワクチン「シルガード9」は日本で2020年7月21日に製造販売が承認され、2021年2月24日に発売されました。
9価ワクチン「シルガード9」は厚労省の指示により接種者情報を登録するワクチンです。
初回接種時に登録システムである「ワクチンQダイアリー」への登録が必要となります。
当院ではこの登録システムにご協力いただける方のみに接種を行っております
初回接種時に「ワクチンQダイアリー」にアクセスし、スマートフォンかタブレット端末で「新規登録」を行います(登録方法は来院時にご案内します)。接種時は毎回必ずスマートフォン等をご持参下さい。また1つのメールアドレスで1名の登録しかできません。保護者のメールアドレスで複数のお子様の登録をする場合は人数分のメールアドレスが必要になります。
皆様のご協力をお願いいたします。